博多から電車にのって小旅行~
博多から離れるに連れて、海が見えてみたり、
田んぼが広がる田園風景が広がってみたり、
竹やぶの中を突き進んでみたり、
なんか海も山も両方楽しめる列車旅行みたい♪
とウキウキしながら向かうは、
唐津にある「つく田」というお鮨屋さん。
唐津の新鮮な魚貝類を楽しめる
席数7席の小さな小さなお店です。
むふっ、楽しみ楽しみ☆
予算はおまかせ握りだとお昼は4200円、夜は6300円。
お刺身やお鮨などを色々おまかせだと12000円くらいとのこと。
値段的には東京のお店とそう変わらない気がしますが・・・
いったいどんな感じなんでしょうねぇ。
ガラガラガラ、と扉を開けると、
温かい笑顔の大将とがにっこりと迎えてくださいました。
ひっそりと陰で支えるような奥ゆかしい感じの奥様に案内され、
席に座ります。
目の前には毎日削るという手入れの行き届いた白木のカウンター。
楔形のマークが入っていて何かな?って気になったんですが、
あとで伺うと毎日削りすぎて釘が出てきちゃったため、
楔形の木を打ち込んで直したんですって。(笑)
そこまで思い入れのあるカウンターということなんでしょうねぇ。
まずは色々おつまみを。
白木のカウンターに直接並べてくださったのは
数々の唐津のお刺身たち。
鯛、アマダイの昆布締め、ギンガメアジ、
イカ、赤西、胡麻鯖など。
どれもこれももっちりした魚の旨味や歯ごたえを楽しめる絶品メニュー。
つまはキュウリとシソを細く千切りにしたもの。
わさびもたっぷり添えてくれます。
ふむふむ、これはいいね、続くお料理に期待に胸が高まります!
唐津のお魚に合わせてチョイスしたお酒は
「北雪」という佐渡の日本酒。
日本酒で置いてあるのはこの1種類のみなんですって。
そのほかにもビオの白ワインなどもリーゾナボーで用意してありますが、
今回はやっぱり日本酒に合わせて♪
続いて登場したおつまみは「きゅうりとサザエの酢の物」
これがまたちょっとイタリアンな感じがしてびっくり!
オリーブオイルと、胡椒、ポン酢で和えたというそれは、
大将のひと手間があるからこそ味わえる絶品おつまみ。
サザエはねっとりと柔らかく味が濃い感じ。
キュウリと合わせてさっぱりいただくところが大将流なんですね~。
お次は「焼き赤茄子とシャコの和え物」
茄子は焼くと香ばしくなり、色々なお料理の隠し味に使われますが、
この1品も茄子の香ばしさが全体を上手に纏め上げたおつまみメニュー。
シャコって実はあんまり食べる機会がなかったんですが、
このシャコにはかなり惚れちゃいましたね~。うまっ!
お次は「塩ウニと赤ホヤ」
これは海近くの新鮮なものじゃないと食べられないでしょうね・・・
ウニもホヤもほんのり自然の塩味で楽しめます。
続いてはかなりボリュームのある「ししゃも」!
オスなので卵は入ってないんですが、
その分身がふっくらしてて美味しかった~!
ちょっと箸休めな「生海苔のスープ」をいただきまして、
もう少し召し上がれますか?
とのことで続くおつまみは「オイルサーディン」
これもオリーブオイルを纏ったイタリアンな風味でかなりお気に入り。
最後のおつまみは「くじら」
自家製柚子胡椒とポン酢でいただくそれは、
ちょっとくじらの概念を覆された感じ。
まず、くじらが切り落とし牛肉みたいなんです。(笑)
薄く薄~く切ったくじらを軽く炙ったものを
しゃぶしゃぶみたいにタレにつけていただくんですが、
その味わいは肉と見間違うようなしっかりした味わいで
ちょっとくじら好きになりそうです☆
さぁ、そろそろ握りをお願いしましょう!
まだ日本酒は残っていたけれど、
大将が「お鮨もお酒のアテですから」とおっしゃってくださって、
心置きなくお鮨とお酒のマリアージュを楽しむことが出来ました!
ご飯は赤酢でやや固めに炊いてある感じ。
最初に食べた「鯛」は少しお魚とご飯が一体化しておらず、
ちょっとまとまりがないような印象を受けましたが、
そのあと登場したお鮨はどれもこれも美味しかったです。
ご飯も少なめでバランスも好きな感じでした!
「鯛」に続いていただいたのは、「アマダイ」「いわし」
少し中がレアに残る程度に茹でた「海老」
「ギンガメアジ」「あおりいか」「オオスケのづけ」など。
低温で蒸した「ほたて」も絶品でした。
鉄火巻きみたいにうにを海苔で巻いた「うに巻き」
そして「玉子焼き」
最後は軽く炙った「あなご」をタレで握っていただきました。
やっぱりお鮨って美味しいねぇ~、日本人でよかった。(笑)
唐津まで行くのはちょっと遠くて大変だったけど、
また機会があったら行ってみたいな☆
つく田
佐賀県唐津市中町1879-1
0955-74-6665
12:00~14:00、18:00~22:00
月休、火は夜のみ
http://tsukuta.9syoku.com/