ハヤシさん、ひったくり被害にあったそうですね。


怪我がなかったのは不幸中の幸いだけど


現金9万円もとられたなんて。。。ワタシだったら相当凹むな。


(ハヤシさんは悔しい思いをしただけで、懐は痛くないかもしれん)




というわけで、最近読んだ林真理子の2冊を紹介します。


どちらも現代の女性の生き方を見つめ、本当の幸せとはなにか?を問う。


林真理子の作品は、女性のホンネとか思惑をダイレクトに描いていて、


そういうところがわりと好き。




「ウーマンズ・アイランド」


コレ、ドラマ化されるんですってね。今週金曜日から放映予定。


つかこの本、ドラマのために書かれた本なのかも???


と思わず感じてしまうような、作られた印象が否めないんだけど。。。


まぁあまり深くつっこまないことにして(汗。




汐留を舞台に、11人の女性の生き様を描く。


どの女性も、恋だったり、仕事や家庭だったり、


それぞれの価値観があって、それぞれの生き方がある。


そうやって生きていく彼女達は自由気ままなのに、


どこか満たされていないような空気が漂う。


そんな11種類のストーリー。




すごくあっさりしている本なので、すぐ読めちゃいます。


林真理子が何を伝えたかったのかよくわからなかったけど、


働く女性の寂しさあり、主婦のちょっとした気まぐれあり、


ドラマ化したらおもしろいかもしれないなー、と思いました。




「満ちたりぬ月」


同じような大学生活を過ごした圭と絵美子。


二人は卒業して、圭はキャリアウーマンに、絵美子は専業主婦に。


そんな別々の道を選んだ二人を、それぞれの視点で描く。


卒業後、優しい夫と結婚し幸せな家庭生活を送っている絵美子。


一方、圭は歯をくいしばって働いて、イラストレーターとして成功するが、


自由で気楽な生活のなかに、どこか満たされない心。


そして月日は流れ、家庭と共にすべてを失った絵美子は、


あのとき自分も頑張って働いていれば。。。という思いを抱く。




そんな圭と絵美子を中心に、


女の幸せとは?結婚して子供を生むこと?仕事で認められること?


そんな問いかけをしてくる作品です。




なんとなく、どちらの気持ちもわかるような。。。


今でこそ結婚か?仕事か?みたいに二者択一を迫られる状況はないけれど、


両立するわよトーゼン!って堂々と欲張りになれるためには、


世の中がもう少し女性にとって優しくなってくれないとね(笑。


ビジネスの一線で活躍する凛とした厳しさを持つ女性も、


妻として、母として、女として、女性の担う役割はいつの時代も多彩。


男性にとっても家庭と仕事のバランスってあるかもだけど、


働く女性にとっての結婚、出産、子育て、諸々・・・を考えてみると、


やっぱりそれは男性以上に大きな悩みになると思う。


いまとっても中途半端な立場にいるワタシにとっては、


ちょっと考えさせられる1冊でした。




まぁ、何が「幸せ」かなんて今決められないし、


その形も人によって千差万別。


これから自分がどんな選択をしていくかはわからないけれど、


結局ある一定方向を選び進んでいくしかない。


(そしてそれが運命というものなのかも)



でも、どんな道を選んだとしても、


その行き着く先には、別の選択をしたときには得られなかったであろう


「幸せ」って必ずあると思うの。


その自分の選択の中で、


満ち足りると感じられることこそが「幸せ」なのかな、


そんなことを思いました。



ん~、最近なんかマジメネタが多いな。


今度は食ネタでイキます~!(笑。