らしくなくちょっとマジメな話。


・・・って言っても食ネタなんですけどね(やっぱり!笑。


今日は日経生活面のトップに掲載されていた


「子どもの偏食、裏に親の姿勢」という記事を斬ってみます。




子供の偏食、食の乱れが叫ばれる中、


「食育」が話題にのぼるようになっている今日この頃。


しかし現場を知る専門家は、


家庭で食育を担うはずの親の偏った姿勢が


子供の偏食を助長している面があるという。




子供に嫌いなものを食べさせるのはかわいそうと言って、


お弁当にプリンしか持たせない親。


おなかがすいたと言えば、すぐ食べ物を与えてしまう親。


必要な栄養はサプリメントを飲ませてます、と悪びれずに言う親。




嫌いなものは無理に食べさせなくてもよいと考え、


それよりは短時間でスムーズに食事を済ませてもらいたい、


そんなふうに考える親が増えてきているという。




確かに働く母親が増え、子供も塾や習い事に忙しい。


調理や食事の時間に余裕がなくなっているのも事実だと思う。




だけど、、、




やっぱり、食は人間の礎だと思うのです(力説っ。


食べる楽しさや大切さをちゃんと知ることは、


きっと生きる喜びにも繋がると思うのですよ。。。


食事って、もちろん美味しいものを味わう楽しさもあるけど、


家族や友人と食事をしながら会話をしたり、


相手の気持ちを慮ったりする、そういう時間にも成り得る。


だから有意義な時間だし大切なひとときだと思うのです。


それなのに、いつもショートカットした食事をしてたら、


きっとゴハンって美味しくないし、楽しくないですよね。




まぁ、そんな家庭での食生活の乱れを取り上げた記事だったんですけど、


そんなニュースを聞いてふと思い出したのが「給食」の存在。


給食って、栄養のバランスをまず一番に配慮した献立が並んでますよね。


子供たちが喜んで食べないような野菜や海草、雑穀米や魚料理、


家庭ではなかなか作らない昔ながらのおかずもある。




で、ちょっと興味深い話。以前テレビで見たんですけど、


にんじん嫌いの子供たちが多かった小学校で、


給食に「ある工夫」をしたら、全員がにんじんを好きになったそうです。


親もパクパクにんじんを食べるようになった我が子を見て、


「アンタにんじん嫌いだったんじゃないの?」と口をあんぐり。




一体、給食でどんな工夫をしたんだと思いますか・・・?




それは「幸せにんじん」という仕掛けをしたんです。


クリームシチューとかに入っている「にんじん」を、


クマの形や、お花の形や、太陽の形にくりぬくのです。


そして毎日「今日の幸せにんじんは○○の形です!」と発表して、


コドモたちはその形を探しながらシチューを食べるのです。




そうすると不思議なことに、


にんじんを探して食べることが楽しくなるんですって。


コドモたちはにんじんを探すことに夢中になり、


一つ一つの形に感動しながら、また幸せにんじんを探す、


という行動をとる。


知らず知らずのうちににんじんが好きになる、という仕掛けのようです。




すごいですよね~、給食って!


嫌いなものは仕方ないし、無理強いするのは逆効果になるかもしれないけど、


でも嫌いなものが好きになったら、もっと食事って楽しくなる。


オトナのちょっとした工夫で、コドモが楽しく喜べるようになるんだなー、


ってなんだかちょっと嬉しく感じた話でした。


こういうのが本当の目指すべき「食育」の姿なのかもしれませんね。




とまぁ、早い話が、美味しくゴハンを食べましょう!ってことで(笑。


そんな思いから、あなの食にかける情熱は人一倍なのです(こじつけ?


これからあと死ぬまで何回ゴハンを食べられるかわからないけど、


楽しく美味しく美しく♪人生楽しみたいと思いまーす!