福岡から下関まで車で2時間程度。


関門橋を超えると、そこはもう下関!


ふぐの美味しい街です。



グルメな幼馴染情報により、


美味しいふぐが食べられるというお店をピックアップしてもらってました。


まず一軒目が「春帆楼(しゅんぱんろう)」。


数々の歴史の舞台となった関門の急流が目前に広がっているという。


バブル期前までは一見さんは入ることさえできなかったという由緒ある割烹旅館、


ふく(下関ではふぐのことを「福」と掛けてこう呼ぶ)の中でも最上のとらふくを


趣向をこらして味わえるらしい。


その歴史あるところにも惹かれて、まずはここに行ってみたい!と思ったが


予約がとれず。。。(泣




さっさと潔く諦め、第二希望の「浪花」に電話をかける。


よかった!滑り込みセーフで予約が出来ました!


ここはふくのお店というより、お鮨やさん。


玄界灘でとれる四季折々の新鮮な魚介を使ったお鮨や割烹料理が食べられるという。




期待に胸を膨らませて、浪花の暖簾をくぐる。




そこには優しそうな笑顔をした大将と、マメマメしく働く女将さんの姿が。




お鮨やさんだから、本当はふぐが目的、なんてお客さんめったにいないでしょうに、


大将は私たちのために最高のおもてなしをしてくださいました。



まずはふくの刺身。


まず見た目にびっくり。


ふぐって無色透明だと思ってたんだけど、


そこに菊の花のように広がっているふぐの身はうっすらとアイボリーピンク。


そしてその身はやや分厚い。


へー、これがふぐなの?と思いつつ、パクリと一口。



・・・



・・・・・・



う、うまい。。。



すごい、ふぐってこんな味がするんだぁ。


身がしまってて、ぎゅぅっとうまみが凝縮されている感じ。


もうふぐの味わいと食感に脱帽。


今まで私が食べてきたふぐはなんだったんだろうという感じ(笑。



そして次にあなが堪能したのはふく白子。


白子はまずは鍋にしてもらった。


くつくつと音を立てて小鍋が運ばれ、その中に見た目にもぷりぷりした白子が。


知ってる知ってる、あなだって白子くらい食べたことありますもん。


東京で食べる白子もこんな姿をしていたワ。


と、高をくくってフーフーパクリ。




・・・!?




ほへー!!!


し、白子がトロ~リトロトロとろけちゃうの!こんなの食べたこと無いよ。


もう、そのクリーミーさに声が出ない。


ふく刺しで頭のてっぺんに電球マークが1つついたとしたら、


この白子で3つくらいつく感じ(笑。


もーなんて形容すればいいんだろう。


めちゃくちゃ生乳が濃厚なクリームを食べてるような食感。


味は・・・何物にも喩えがたい。


あの舌の上でトロ~ととろける感じは絶対食べてみないと!!!



そして最後はやっぱりお鮨屋さんですからね、握り、食べましたよ。


ふく刺しふく白子の!!!


例のアイボリーピンクのぼってりしたふくの刺身が


小ぶりのほんのり甘い酢飯の上に握られちゃってるわけですよ。


そして白子のほうは、軽く炙って焼き白子になっている。


その香ばしい白子がのっているお鮨を、パクリむしゃむしゃトロ~。


・・・顔が自然にニヤけてしまいました。


美味しいものを食べるのって幸せだと思う。本当にそう思いマス。はい。



ところで、ふぐの握りってすごい贅沢ですよね。


東京で食べられないのは、その贅沢な食べ方所以かと思ったら、


「東京ではふくの免許持ってる鮨屋が少ないからね」と一蹴。


はぁ~、なるほど、言われてみるとそうだよねぇ。



とりあえず、今回の一つ目の目的達成!




「春帆楼」(今度こそ絶対行って来るぞ~)

下関市阿弥陀寺町4-2

0832-23-7181


「浪花」

下関市細江町1-4-16

0832-31-0728